EVER MORE

 

目が覚めたら全部夢で、相変わらず語彙力のない君がくしゃって笑いながらみんなにつっこまれてる姿がそこにあると思ってた。

 

でもそれは、夢ではなくて現実でしかなかった。

 

 

私が知ったのは3月31日の15時半過ぎだった。相方との花見を寒さから早々に切り上げ自宅に帰る途中のこと。不穏なツイートを目にして(あぁ、)と思いながら検索をかけると少なからず予想していた出来事がそこにあった。

自担を囲んで号泣する人達。抱きしめられた支えられたりするレポだった。

 

「該当担はどこかで察してしまう」

 

昔、金内くんが好きだった子が言っていた言葉だ。そろそろ辞めてしまうんじゃないかと思わせる何かがそこには欠片のように散らばっていて拾い集めて行くと結果、辞めるという形になっていた。少なからず私も覚悟する所はあった。大学卒業だし、と。

けれど去年の夏戻ってきて来てからは微塵もそんな事を思わせる素振りはなかったんだ。私の中の覚悟だってどんどんどんどん小さくなって「覚悟なんてせんでええよ、」てくらいにあの子はアイドルだった。自覚不足なことをしてしまって、それは確実にあの子の落ち度だったけどそれでも私の中ではアイドルだった。

 

朝田淳弥くんを好きになったのは少し特殊で後付みたいなとこがありました。

 

臆病で保守的な私が朝田淳弥くんを担当に選んだお話。 - 少年ノスタルジック / http://asteriskcrown.hatenablog.com/entry/2017/08/22/235438

 

このブログにも書いていたんですがノーマークだったしなんなら名前もうろ覚えの子を後日、「あ、好きだ」と思ったのだから。

好きになるて何かを見たり触れたりして「この子好き!」となることが多いと思います。私の場合、きっかけになった舞台は微塵も朝田くんのことは見てなかったし気に求めなかったのに、ある日の朝「あぁ、好きなんだ」と思わされたのです。

頼りなくて取り柄も多い方ではなくて。

ただバカみたいに真っ直ぐな子でした。

入所して直ぐにグループに放り込まれたけど自然消滅してしまって行き場を失った時に「ダンス頑張ったらお兄ちゃんたちのグループに入れるかもしれないよ」というアドバイスを間に受けて必死にダンスを頑張って入れたけどそのグループも長くは続かず。幾度となく途方に暮れたと思います。

そんな時に屋良くんが集めた8人はそれこそ各々居場所を無くしていた8人が集められました。末澤くんなんてこのチャンスがダメだったら退所する覚悟を持っていたくらいに。本当に大きなチャンスした。

結局、非公式のままに終わってしまった8人だけどあの光景を目の当たりにした人の中ではずっと終わらない8人なんだろうなぁと思っていたいです。

最強最高の非公式8人組なんて言ったもん勝ちだから時々思い出しては懐かしみたい。

だって、朝田くんは「絶対にこの8人でデビューしたい!単独コンしたい!」て言い続けてくれたんだから。無かったことには絶対にしたくない。してしまったら、自分のあのキラキラした景色すら否定してしまうことになるから。

そして、「8人」でなくなってしまった時点で朝田くんの夢は途絶えてしまって。

少しずつあの子の夢は萎んでしまっていたんじゃないかと思うと胸が痛いです。

2018年の夏戻って来てくれたあの日から今まで以上に好きな気持ちを、朝田くんを必要としている人間がいることを証明するためにお手紙を描き続けて、レターボックスに入れて、事務所に送って、楽屋に送って、アンケート書いて。

写真を何枚も買って、友達に配布して。

嵐のLove so sweetの歌詞にもある

 

「こんな好きな人に出会う季節二度とない」

 

本当にまさにその通りだなーて手紙を 書き続けてきました。なるべく売上になるようにと雑誌が出たら買って、定期的に出てない雑誌は複数札買って。義務でも何でもなくて、こんな形でしか私は朝田くんに何も返せないから少しでも届きますようにと続けてきました。

 

だから、後悔は何一つないんです。

 

自分の出来ることは全部やりきったから。

ひとつひとつ「あの時、」なんて思いたなくて必死にできることをやって叩き続けてきた結果、あの子が違う道を選んだのなら私はそれを受け入れるしかないんです。

あの子の人生はあの子のものであって、私のものでもオタクのものでもありません。

続けるのも辞めるのもあの子が決めることだから。

ずっと辞めることを隠し通して最後までアイドルでいてくれたことは何よりも嬉しかった。

まだアイドルでいてくれるんだ、て何度も思わせてくれたことが嬉しかった。

https://twitter.com/asteriskcrown/status/883547644974350338?s=19

今江大地くんが辞めるようとしていた時に「辞めんといて」て必死に繋ぎとめた幼い日のあの子は、誰に頼ることも無くちゃんと自分の道を選んでくれて、よかった。

もう、本当に大好きな人で。

10年積み重ねてきた相葉さんの好きを朝田くんは3年ほどで飛び越えてしまったんだから。

こんなに夢中になって、何度も恋に落ちて、何度も好きだと思わせてくれて。下手くそな私の団扇見つけては笑って、ファンサくれて。その度に、死にたくて堪らなかった私が「生きて来てよかった」と何度も思わせてもらえたのだから。何度も何度も「死ななくてよかった」と。

うつ病酷くて起きられない朝も、朝田くんのこと思い出して起きられるようになったし、パニックになった時も自分で時間かけてでもコントロールできるようになった。

好きな気持ちひとつでずーーーっと嫌だった自分の病気をちゃんと受け入れようと思えた。

めっちゃ楽しかった!

朝田くんがいてくれて他に好きだなて思えるものにも出会えた。アイマスがまさにそれ!

だから、これからどうなるんだろて思わなくもないよ。

 

私の好きは真ん中に揺るぎない好きがあって、そこから枝分かれした道があって、その先に色々な好きが散らばっていて。

お洋服を買うとか、デレマスとか、文字を書くとか、シャニマスとか。今は、その真ん中の好きがなくなってしまったから、枝分かれした道に上手くたどり着けなくて、好きだったものがよく分からなくなって。

 だから今は、上手に向き合うことができなくていつかまた好きだなて思える日が来るまでそのままにしていようと思います。

もう、Kawaii make My day!を聴きながらアイラインを引くことも。真冬の大阪城ホールの川沿いに長時間並ぶことも。松竹座で「朝田くんの、」て言うのが毎回少し気恥ずかしくてグッズ買う前に深呼吸することとか。

全部をまだ、宝石箱の中に詰め込んでしまうには惜しくて思い返しては泣いてしまうと思います。それだけ、この数年間は私にとったら特別な数年間でした。

たくさんの人に出会って、中には高校卒業、成人式、新社会人とまで見守らさせてもらった友達もいます。朝田くんが繋げてくれた縁はこのままちゃんと結んでいたいけどどうだろ。

その縁が他の人の足枷になってしまわないかな。今はまだこれからのことなんて考えられないですね。

 

「大好きだったから大好きな分泣いてしまうんだよ」

 

ずっと泣きじゃくる私に相方がかけてくれた言葉です。それだけ好きだったんだよ。いつまでも付き合うから泣いてていいよ。大好きだった分、泣いていいよ。

もう泣きたくない、前に進まなきゃ、受け入れなきゃ。なんて無理にしなくてもいいんだなー。そうだよね。私の好きは私だけのものだ。

関西ジャニーズJrという人たちを好きになって、シンデレラガールズの魅力を知った。声がついていようと、ついてなかろうと。前に立っていようとスポットライトが当たっていなくとも。アイドル達はいつまでもアイドルなんだ。アイドルでいる限り不平等なことだらけの中を生きてくれているんだ。

 

現実のアイドルは辞めてしまいます。

後悔しないようになんて本当に難しい。でも、最後に「たのしかったー!めっちゃ好き!」て気持ちが残れば貴方の好きは間違ってなかったと思います。

二次元のアイドルは辞めてしまうことはありません。でも、運営が方針を変えてしまうことは十分にあります。

ユニット解体したり、人気がないからとサラッとアイドルを消してしまうことだってできてしまうんです。アイドルを守れるのは誰でもなく自分自身だから、足掻いて足掻いて叩いて叩いて必死に好きなアイドルと向き合ってください。

私はこの先ジャニオタ続けるかPを続けるかも決めていません。こうやって文字を綴ることももう二度とないかもしれません。

でもふらっと帰ってくることがあったり、見かけた時は「また好きなものに出会えたんだな」と思って貰えたら嬉しいです。

 

 

「アイドルはいつも前を向いているものですよ」

 

何度も朝田くんの手紙に書いた輿水幸子ちゃんの言葉です。この言葉がプレッシャーだったこともあると思うけど、朝田淳弥くんはいつだって前を向いてくれていました。

だからこそ、数時間で消されるにも関わらず小島くんは写真を乗せてくれて、龍太くんはメッセージを送ってくれました。

最後のステージも大好きな仲間たちに囲まれて過ごすことができました。

 

不器用で人見知りでちょっとアホな私のアイドルはもう二度とステージに立つことは無いかもしれないけど、ずっとずっと私の中では唯一無二の最高のアイドルです。

 

新しいお洋服とパンプスを買いに行きます。

朝田くんがいる現場に着て行くことはできないけど。きっと青色のものやデニム地のもの。お星様の柄。朝田くんの好きだったものにどうしても手が伸びるだろうけど、これは私なりのはじめの一歩。

 

 

朝田くん。

ずっとずっと大好きです。

 

淳弥くんの歩く道をもう照らすことはないけど、行く先に幸あれ。

 

未来に乾杯。

 

 

2019/4/3  朝田担、かずき。

 


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