ジャニオタがアイドルマスターシンデレラガールズのアニメを見た:前編【追記】

 

こんにちは。和紀。です。

『ジャニオタが~』てタイトルのブログもこれで6つ目となりました。

 

今回はアイドルマスターシンデレラガールズのアニメを見た感想を前半後半に分けて改めて記していきます。

よろしければお付き合いください。

あくまで、ジャニオタがアイドルを題材としているアニメを見た感想と考察になりますのでご理解ください。

 

デレマスのアニメを見たのは2016年の冬はじめくらいでした。デレステも慣れてきて友人にしきりに『アニメは見ないの?アニメは見ないの?』とせっつかれ(その友人もアニメは放送時途中でリタイアしております)ちょうど時間もあったので見ることにしました。

しかし残念なことに近所のレンタルショップにはなく、困っている時にふと友人にすすめられてしろくまカフェを見た時に登録していたバンダイチャンネルを思い出しました。

(ジャニオタの癖にめっちゃアニメ見るやん。とお思いでしょうが、興味があればジャンル問わずに何でも見て聞いて足を運ぶのがジャニオタだったりもします)

検索をかけてみるとあるじゃないかアイドルマスターシンデレラガールズ!ひゃふー!見るぜー!といそいそと見始め、次の日も仕事だから~と2話ずつくらいを日々消化していくこととしました。

デレマスの1期は『シンデレラプロジェクトができるまで』みたいな感じでお話が構成されている印象を受けました。シンデレラプロジェクトの14人がユニットを組んだりソロでデビューしたりしながら14人での形を作っていく。

アイマスてこんなんだよー。

デレマスはこうやっていくよー。

みたいな。

シンデレラプロジェクトは346に元から所属しているメンバーからの選抜ではなく、このプロジェクトの為に選ばれていて346て本当に大手プロダクションなんだなと感心しました。

アニメを見るだけでも346プロというなのプロダクションにそれぞれのアイドルに適した事務所があり適材適所に仕事を振ってるイメージなんです。これ現実のアイドル事務所では難しいというか、できないのではないかな。

羨ましい。そりゃ友人と『自ユニとか推しとか346に引き抜かれないかなぁ』と日々呟くわけです。346プロは良心的なプロダクションだー。と、ジャニオタ的には思います。

アニメはシンデレラプロジェクトを。

そしてNEW GENERATIONを中心に話がすすみます。(途中デビューに合わせ各ユニットのお話がいくつか含まれていました。これは興味深かったです)

 

中でも、ジャニオタとして1番しんどかったのは

第5話 l don’t want become wall flower

でした。

 

前川みくちゃんがデビューしたくて346プロ内にあるカフェに立て篭りをするお話なんですが、これめっっちゃしんどい。重い。

デビューしたくてデビュー案をPに提出するけど『企画は通らないと思ってください』とやんわりだけどばっさりと切られてしまい、みくちゃんはこの時点でたぶん、『自分のデビューはない』という危機感を抱きます。

そりゃそうだ!自分はシンデレラプロジェクトのオーディション合格して先に346に入ってレッスン積み重ねてたのに、繰り上がり合格した子とスカウトした子が先にデビューするんだもん。そりゃ納得いかないだろう。たぶん、美波ちゃんやアーニャちゃんのデビューは百歩譲って納得できたかもしれないけどニュージェネはそうもいかなかったんだろな。

 

『なんでみくじゃだめなの?』

みくだって頑張ってるのに

 

あぁ……それ、ジャニオタが毎回自担に思うこと……Jr担は特にそうかもしれない。

例え先に入所していても最近入った子に前列取られるとかザラなんです。そりゃね、自担に実力ないなら仕方ないよね。てなるけどそうじゃないんすよ……前列に立たされて自覚して上達する子が多い中推されてることに胡座かいて向上しない子もたまにいて、そういう子を見ると非常に悔しい。公式公認の推してなんでこんなに強いんだろ。……なんて、当たり前のことを思うわけで。つらい。スペオキならこんなに辛い思い……するわ。自担がスペオキでもするわ。

そう、アイドルは頑張っているんです。でもチャンスはいつだって不平等なんです。どんなに頑張っても永遠に回ってこないアイドルもいて、夢半ばで諦めてしまう子もいるくらいに。

だから、順番に前後はあれど、何かしらの形でデビューさせようという意思のある346プロやっぱりすげぇわ。

次にしんどかったのがニュージェネのデビューイベント。ニュージェネはこのイベント前にカリスマJKアイドル城ヶ崎美嘉のバックを務め、ステージに立つてこういうことなんだ。と認識します。だからこそ、LOVE LAIKAとニュージェネの差の描かれ方が見事だな。と。

このデビューイベントで初めて立ったLOVE LAIKAはとにかく人前で歌い切るという事に緊張し終わった後はとてもほっとしていました。LOVE LAIKAにとっては、たとえイベントにいる観客がたった1人でも嬉しかったんだと思います。逆に、大勢の前でパフォーマンスをし、それが普通だと思っていた本田未央ちゃんからすれば、ガラガラの客席はダメージが大きかったのかと思うと同時に「思い上がりすぎたなぁ」と、思わなくもありませんでした。

あくまで、城ヶ崎美嘉ちゃんの時のファンの方々は美嘉ちゃんを見ていたのであってニュージェネは見ていないのです。これは、デビュー担とJr 担あるあるで、嵐のライブに行くと殆どの人は、嵐のファンでバックが誰であろうと気にも止めることはありません。よっっぽど心惹かれる子がいない限り「バック誰?」ともなりません。これが、バックなのです。

バックはあくまでメインを立たせる為の存在でそれ以上であってはならない。けれど、一番最初にあんな熱の強いステージに立ったら勘違いもしてしまうのかもなぁ。自分がリーダーということもあり「もうアイドルやめる」なんて言ってしまえるあたり自覚のなさも伺えました。

アイドルになりたくてようやく慣れて、他のメンバーよりも先にデビューできたのに辞めちゃうのか。辛辣な言い方ですが私は、「推されているのに伸びない子は好きではない」のです。

推されていることに胡座をかいて向上しないアイドルなんてつまらないじゃないですか。

未央ちゃんがこのまま腐ってしまっていたら本当にただの嫌な子だったけど、この経験が後半に役立ってたから必要なお話のひとつだったのだなー。と言うのは後々実感しました。

そこから、蘭子ちゃん、CANDY ISLAND、凸レーションとデビューを果たし仕事パートの回が進んでいきます。

アイマスの感心するところはきちんとリアルにオタクがお金を落とす、現場に足を運ぶ表現があるところだと思っています。

CANDYのCDお渡し会、番宣を兼ねての番組参加。凸レーションの企業コラボ。どれも普段自分がオタクとして見ているものばかり。(残念ながらジャニーズのお渡し会ていうのはないのですが)だから、アイドルとしてのお仕事。というのがわかり易く伝えてくれているからジャニオタとしても、楽しいのかもしれません。

そんな中で、前川みくちゃんと多田李衣菜ちゃんのユニットである*~アスタリスク~が1番最後のデビューには感心しました。

デビューしたい!と誰よりも声にしていたみくちゃんを最後にしたことによりデビューできる喜びと我儘と葛藤がめちゃくちゃスッ、と入り込んできたし何よりもお互いのスタイルを妥協せずに*~アスタリスク~を作り上げ、ピンチヒッターとしてライブを作り上げた姿はまさに自分を曲げることのないアイドルでした。

曲も可愛いのにロックじゃないですか。歌詞乗せる時もめちゃくちゃ揉めてたのに可愛さもカッコよさもきちんと詰め込んできてて、これは*~アスタリスク~にしかできない技だー!てモダモダしました。

 

無事にシンデレラプロジェクト全員がデビューし、夏のアイドルフェスに向けての合宿回。

いいものにしたいと焦る姿と「無理かもしれない」という不安を上手く調和させまとめる役割を担うこととなった新田美波ちゃん。お姉さんの腕の見せどころだけど、美波ちゃんだって歳上なだけでアイドルとしてはみんなと同じラインに立ってるんですよね。だから、年上としてアドバイスできてもアイドルとしてのアドバイスは出来なくて、その結果が、不穏な空気を打破するためのゲームだったのかなぁ。

子供って遊びの中で色んなものを学んでいくじゃないですか。協力することとか、助け合う方法とか。それに近い方法だな。て。結果、ユニットとしても、プロジェクトとしても少しずつ「どうして行くべきか」にみんなが気づけたような気がします。765もそうだけどシンデレラプロジェクトも年齢層が広くて言葉とか常識がそれぞれ違うから美波ちゃんめちゃ賢いなぁと感心した回でした。そして何より、美波ちゃんとアーニャちゃんのシンメ感がヤバイ。察して声をかけて手を繋ぐこの2人、ジャニーズアイドルだったら尊すぎて死人出てたよ。

 

フェス当日。

リーダーをしていた美波ちゃんが倒れ、LOVE LAIKAのピンチヒッターに蘭子ちゃんが手を上げます。2016年に関西Jrが関東のJrと梅田芸術劇場にて舞台をしていたのですが、1人の子が初日に怪我をしてしまい、それ以降はピンチヒッターで別の子がその子の穴埋めをしていました。ピンチヒッターの子はたぶん詰め込みで必死で1日足らずでパートを覚えたんでしょうね。ふと、その事を思い出したました。怪我をした子は私の推しのひとりで、美波ちゃんが泣くのを堪えながら、アーニャちゃんと蘭子ちゃんのパフォーマンスをモニター出みている姿に、その子が重なってしまいました。悔しいよね。うん。悔しくない訳が無いよね。

LOVE LAIKAのパフォーマンスも無事に終わり、それぞれのユニットも終わり、さぁ、NEW GENERATIONだ!と思った矢先の雨での中断。雨の中のライブて、もう強行突破してくれたらずぶ濡れで楽しいのですが(2009年の嵐の10周年、国立競技場での大雨ライブは印象深いです)中断されると熱が、冷めるんですよね。その熱を盛り返したニュージェネはガラガラのデビューイベントの時から大きく成長してて、「楽しむ」を表現していたなぁ。

アイドルて、成長していくから楽しいんです。学んで挫けて、切り開いて。

シンデレラプロジェクトとして飾ったラストもすっっごく綺麗でキラキラしてて、アイドル最高だー!て気分にさせてくれました。

あぁ、これ。この笑顔が見たいんだ。見たかったんだ。ていう。姿。

彼女達は、前半パートのラストにファンレターを手に取ります。私もJrの子に書きますし、松竹座近くのカフェでお手紙を書くファンの子も沢山見ています。自分の気持ちをアイドル達はこうやって見てくれているのかな。てそれだけで、書いてる甲斐があるなぁ。と思いました。

 

だからこそ。

シンデレラガールズ後半パートが彼女達にも、見ている私にも突き刺さるのです。

 


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※CPの人数を記載ミスしておりました。ご指摘頂きありがとうございました。(読み返すことなく勢いでUPする悪い癖……)